2026/09/11 14:24
オリハシです。
9月11日、金曜日。今日もナクールは10:00オープン!クローズは21:00です。
通常通りの営業時間で皆様をお待ちしてます!
BARACUTA(バラクータ)のG9。
いわゆる「ハリントンジャケット」の元祖として知られる、英国を代表するブルゾンです。
こういう服って、ファッションが好きな人ほど、いろいろ語れます。


英国。
ゴルフ。
モッズ。
スティーブ・マックイーン。
折橋輝彦(ナクール先代社長)笑
長い歴史があって、着てきた人もすごい(最後は?)
ええ。
間違いなく名品。
でもですね、ナクールでG9をセレクトするにあたって、私が一番伝えたいのはそこではないんですよ。
名品だからといって、名品らしく着なくてもいい。
昔のスタイルをそのまま再現するのではなくて、
今、自分が好きで穿いているパンツ。
今、自分が好きな靴。
今、自分が心地よいと思うバランス。
そこにG9を入れてみる。
私はそんな着方のほうが面白いと思っています。
まず合わせたのは、チャコールグレーのワイドパンツ(LiSS)。

ワイド系のきれいめボトムスは最近のナクールでも、すっかり普通の選択肢になってきました。
G9って、着丈が短いんですよね。
なのでワイドパンツと合わせると、上半身がコンパクトになって、下半身にはボリュームが出る。
これだけで全身のバランスが今っぽくなります。
昔ながらのG9スタイルというと、細身のチノパンやジーンズをイメージする方もいると思います。
でもパンツを変えてしまえばいい。
G9そのものは昔から変わらない。
でも、合わせるパンツが変われば見え方はちゃんと変わる。
ファッションってこういうところが面白いんですよ。
ここでちょっと「ナクールらしさ」の話。
今回合わせているパンツは、ナクールでセレクトしているLiSSとTETE HOMME。
英国のBARACUTAに、日本のドメスティックブランドのパンツを合わせています。
これ、私にとってはごく普通のことなんですが、改めて考えると、これってセレクトショップらしさのポイントなんですよね。
ひとつのブランドの世界観を、そのまま上から下まで再現するのではなく、
ブランドも違う。
作られた背景も違う。
シルエットも違う。
それを組み合わせて、その人のスタイルを作っていく。
私はずっと、そういうことをやってきたんです。
では、今度は反対方向。
白っぽいグレーの細身テーパードパンツ(Tete Homme)です。

ワイドパンツとは全然違うでしょう?
こちらはG9のコンパクトなシルエットと、パンツのすっきりしたラインを素直につなげる着方。
足元には黒のローファー。
インナーにはタートルネックやニット(Tete Hommeのアイテム)
こうすると、G9のスポーティーな雰囲気が少し抑えられて、大人っぽいショートブルゾンとして使いやすくなります。

ナクールで長く提案してきたこと、それは「カジュアルだけど、どこかきちんとして見える」
というバランスなら、こちらのほうが馴染み深い人も多いでしょう。
でも面白いのは、
ワイドパンツを合わせてもG9。
細身パンツを合わせてもG9。
同じ服なのに、ちょっと印象が違うということ。
だから私は「この服には、このパンツ」みたいに決めすぎないほうがいいと思っています。
もちろんG9ならではのディテールも楽しい。

立てても格好いいドッグイヤーカラー。

背中には特徴的なアンブレラヨーク。

そして内側には、BARACUTAを象徴するフレイザータータン。

前を開けたときに、この赤いチェックがちらっと見える。
これもG9ですよね。こういう背景やディテールを知ると、服はさらに面白くなる。
ただし、私はそれを「着るために持ち合わせてる前提の知識」にはしたくないんです。
G9の歴史を全部知らなくてもいい。
モッズのスタイルを知らなくてもいい。
誰が着ていたか知らなくてもいい。
格好いいと思ったら、まず着てみればいい。

ワイドパンツでもいい。
細身のテーパードでもいい。
スニーカーでもいいし、ローファーでもいい。
自分が普段着ている服の中にG9を入れてみる。そこからはじめてみる、でいいと思います。
むしろ昔から残っている名品だからこそ、時代ごとの服を受け入れる余地があるんじゃないでしょうか。
秋冬は、ここからさらに面白くなります。
インナーがカットソーからニットになったり。
シャツを入れたり。
パンツの素材がウールになったり。
靴が変わったり。
着るものが増えてくるほど、同じG9でもスタイリングの振り幅が広がっていく。
そこにLiSSだったり、TETE HOMMEだったり、そう!Audienceのデニムパンツだったり!
また別のナクールでセレクトした服が混ざってくる。
ひとつのブランドを着るのではなく、違う服をつないで「自分の着方」にしていく。
そこがセレクトショップで購入することの面白さだし、ナクールがBARACUTAを扱う意味も、そんなところにあると思っています。
昔の英国ものが好きな人だけの服ではありません。
昔からある服を、今の自分の服として着る。
あーかっこつけちゃった。
BARACUTA G9。まずはナクールらしく、こんなところから楽しんでみてください。
もちちん、超オススメ!
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